よくあるご質問
診療疾患・治療
Q.「腱板損傷(断裂)」について教えてください
A.腱板は肩関節を安定させ、腕をスムーズに動かすために重要な役割を担っています。腱板損傷(断裂)は加齢とともに増加しますが、無症状のことも少なくありません。
多くの場合、注射やリハビリテーションなどの保存療法で症状の改善が期待できます。一方で、断裂が進行すると腱が引き込まれ、修復が困難になることがあります。そのため、痛みや機能障害が強い場合には手術治療を検討します。
関節鏡下腱板修復術では、関節鏡を用いて断裂した腱板を修復します。小さな切開で行えるため、身体への負担が少ない手術です。
術後は断裂の程度に応じて4~6週間の装具固定を行い、段階的にリハビリを進めます。術後約6か月でMRIにより修復状態を確認し、スポーツや重労働を再開します。完全復帰はおおむね1年を目安としています。
断裂が進行し、通常の修復が難しい場合には、筋前進術や筋腱移行術、年齢や状態によっては反転型人工肩関節置換術など、患者様の状態に応じた治療を選択します。